【Quality of Life】

心理学や生活の質を高める法則など、人生に役立つあらゆる知識をご紹介

信頼を深める『ラポール・テクニック』後編【会話力】No.10

【ペーシングとバックトラッキング】

f:id:hku16yw:20210205150718j:plain

前回の続き。

『ラポール・テクニック』後編!

 

yw16rl.hateblo.jp

 

今回は『ラポール・テクニック』の残り二つの心理テクニック、

『ペーシング』と『バックトラッキング』について、ご紹介いたします!

 

ラポール・テクニック③【ペーシング】

f:id:hku16yw:20210122012102j:plain

【ペーシングとは?】

相手の話し方の「ペース」を真似ること。

相手の「話し方」や「リズム感」、「呼吸」を合わせるテクニック。

《ペーシングをするメリット》

  • ミラーリングよりも相手は『類似性』を感じやすく、「話がかみ合っている感覚」が増しやすい。その結果「話しやすい人」という印象を相手から持ってもらえるようになる。
  • 相手が話しやすくなることで、相手から話しかけられる回数も増え、より深い話も聞き出しやすくなる。

《必要な要素》このテクニックの軸になるものは?

  • 「呼吸」を合わせる
  • 話す「スピード」や「質感」を合わせる
  • 「感情」や「テンション」を合わせる
  • 「考え方」を合わせる

【ペーシングのやり方】

〈「呼吸」を合わせる〉

  1. 相手の肩、胸、お腹、の動きを観察する。
  2. 相手が肩を上げて呼吸しているなら、相手と同じタイミングとペースで肩を上げて呼吸をする。
  3. 相手が息を吸うタイミングと吐くタイミングと自分の吸うタイミングと吐くタイミングを同じにする。

〈話す「スピード」や「質感」を合わせる〉

  • ゆっくり話す人なら自分もゆっくり話す。ズバズバ歯切れよく話す人には、こっちも歯切れよく話す。
  • まったり話す人には自分もまったり話す。優しそうに話す人には自分も優しそうに話す。

〈「感情」や「テンション」を合わせる〉

  • 相手の表情や話し方に表れる「喜怒哀楽」をシンクロさせる。
  • 相手がウキウキなテンションなら、自分もウキウキとしたテンションで接する。
  • 相手が真面目なトーンで話しだしたら、自分も真面目なトーンで返事をする。

〈「考え方」を合わせる〉

  • 相手が「パスタよりラーメン派」と言ったら、自分がパスタ好きでも、この人にはラーメン屋にしか誘わない。
  • 相手の「この意見は賛同できる」と思えるやり方を積極的に真似る。

※「考え方」を合わせる。は 、ストレスにならない程度に「自分に嘘をつかない範囲」で相手の「ここは良い!」と思えるところだけあわせればOK。平たく言えば、「どっちでもいいこと」は相手の意見になるべく合わせてあげるようにすることがポイント。

 これは「無理やり相手の価値観に合わせる」ということではもちろんない。

 何でもかんでも合わせる人は「自立心がない人」と言う風に相手に映り、逆効果なので気をつける。

 

《ペーシングの効果を高めるポイント》

  • 『ペーシング』は、特に相手の「呼吸」を合わせるのが効果的。感情の変化に影響を受けやすい「呼吸」を相手と同じにすることで、相手の感情に合った態度を取りやすくなる。

〈実践する上での注意事項〉特に注意して欲しいことは?

ペーシングの真逆のことをすると、相手は自分に対して「違和感」や「苦手意識」を感じやすくなる。

 例えば、誰かに対して自分が怒っていたとする。

それに対して友人が「え? 私あの人好きだけどなぁ」と言いながらニコニコしていたらどうだろうか? 

「こいつに話すんじゃなかった」という気分にならないだろうか?

(私はなりますーー仏にはなれません。 もっとイライラするかも?笑)

 

「なんとなく相手と合わないな」と感じたら、「相手と自分との話し方や態度の違い」を探ってみると良いかも。

 

ラポール・テクニック④【バックトラッキング】

f:id:hku16yw:20210122013444j:plain

 《バックトラッキングとは?》

いわゆる「オウム返し」のこと。

 相手の話からキーワードを選んで、そのまま復唱しながら会話を続けるテクニック。

非常に心理的効果が大きく、しかも、手軽に使いやすい。

そのため、『ラポール・テクニック』において一番有名、かつ、一番よく使われているテクニックといっても過言ではない。

《バックトラッキングをするメリット》

  •  相手が自分のことを話しやすくなり、気分が良くなる。また、話が盛り上がりやすくなる。
  • 「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という姿勢を、簡単に相手に示すことができる。その結果、相手からの「信頼度」も上がる。

《バックトラッキングに必要な要素》

  • 「事実」を拾う
  • 「感情」を拾う
  • 「ポジティブ・ワード」を拾う
  • 「価値観」を拾う

《バックトラッキングのやり方》

例:「この間家族とキャンプに行ったの! やっぱ秋の紅葉を見ながらのキャンプはいいね^^めっちゃ楽しかった!」

《「事実」を拾う》

「へぇ!『キャンプ』に行ったんだ! どこの山?」

《「感情」を拾う》

「あ、それは『楽しそう』だね! 何が一番『楽しかった?』」

《「ポジティブ・ワード」を拾う》

「『紅葉見ながらのキャンプ』か~『いいね~!^^』紅葉とかきれいだった?」

《「価値観」を拾う》

「わかる!『やっぱりキャンプは紅葉見ながら』バーベキューとかもいいよね~♪」

 

《バックトラッキングの効果を高めるポイント》

  •  「相手の気持ち」に焦点を当てて、なるべく「ポジティブなワード」をピックアップするように意識すると、うまくいきやすい。
  • 相手が思い浮かべている「情景」を想像しながら聞くと、相手の感情に寄り添いやすくなる。
  • 直前のワードにこだわらずに、話が途切れたら、過去の発言から別のキーワードを引っ張ってくるのもあり。

〈実践する上での注意事項〉特に注意して欲しいことは?

  •  ただ「相手の言葉端をそのまま繰り返す」と適当な感じに映り、かえって印象を損なってしまうこともある。「この人は今、どんなことを一番伝えたいのか?」を考えながらやることが大切。

 

さて、いかがだったでしょうか。

相手との「信頼感」をあげるラポール・テクニックは、

どれも手軽で効果があるテクニックなのでぜひ一度試してみてください!

 

それでは。

 

次回「好意に関わる会話の心理テクニック」

yw16rl.hateblo.jp