さてさてこんばんは! こんにちは! Kuです。
今年も残り2か月を切りました。はやいですね。
(なんか毎年言っているような気がするw^^;)
ところで、みなさんの今年の目標はなんでしたでしょうか?
「あれ、なんだっけ? なんか年初めになんか立てたような・・・笑」
「やっぱり私には無理だったわ!」
「途中でやる気なくなった、うへぇ(*´ω`)」
なんて人、なかにはいるのではないだろうか??
というより、初志貫徹できる人の方が少ないのでは?
ストイックな人には憧れますね。
でも目標って、立てているときが一番楽しくて、結局だらだらと過ごしてしまうんですよね。
目標が挫折しやすい人は、そもそも目標の立て方が間違っているかも?
そこで今回は、「目標の達成率を上げるにはどうしたいいか?」をテーマに具体的な方法を学んでいこうと思います。
【目標を立てる目的と効果】
①「モチベーションが高まる」
目標を持つことで「ただ何となく」こなしてきた目の前の仕事に意味を見出すことができる。
さらに「目標に向かって進んでいる自分」を感じることができ、モチベーションが高まる。
②「パフォーマンス、行動の質が良くなる」
「達成するためにはどうしたらいいだろうか?」を考えるようになり、無駄な動作や失敗する要因を減らすことができる。
③「時間効率が上がる」
「ただなんとなくだらだら過ごす時間」が減る。さらに、目標設定のための重要な行動を見出すことで集中力が上がり、無駄な行動も減ることで時間効率も良くなっていく。
④「自信がつき、前向きになれる」
達成に近づくにつれて、「努力の積み重ね」を認識することができる。「ここまでやってこれた自分」が自信につながり、思考も前向きに変わっていく。
「努力すれば成長できる」という感覚を実感できればしめたもの。達成率が大幅に上がることでしょう。
【達成率の高い目標設定のフレームワーク4選】
①『ベーシック法』
目標設定の最も基本と言われる目標設定方法。「目標項目」「達成基準」「期限」「達成計画」の4つの行程に分かれる。
他の目標設定法と組み合わせたり、ベーシック法を発展・改良したりして用いられることもある。
・メリット:どんな分野にも応用が利く。達成基準値が明確になることで現状の達成率がわかりやすくなる。目的がシンプルでわかりやすく目標設定しやすい。具体的な行動が明確になり取り組みやすい。
・使われる分野:受験勉強、資格取得、スキル向上、自己改善(ダイエットや筋トレなど)、仕事関係全般など。
【手順】
1:《目標項目の設定》
目標の種類は主に4つ。
- 「向上・強化」得意なこと、長所をさらに伸ばすことを目的にした目標。
- 「改善・解消」苦手なこと、問題点を克服することを目的にした目標。
- 「維持・継続」現状維持を目的にした目標。
- 「創出・開発」新しいことを生み出したり始めたりすることを目的にした目標。
2:《達成基準の具体化》
- 「数値の基準」:具体的な数値で表せる基準を定める。
「~万円売り上げる」「模試で~点以上をとる」など。
- 「状態の基準」:実現したい実績で表せる基準を定める。
「~の資格を習得する」「~できるようになる」など。
- 「スケジュールの基準」:「~までに~する」という風に、どのくらいの期間要するかをはっきりさせる。
3:《期限設定》
「いつまでに、何を、どの程度達成するのか?」を決める。
「年末まで」「半年以内」「4半期以内」など、目標の難易度に合わせて少し余裕のあるくらいの期限設定をする。
4:《達成計画》
「手段」「頻度」「活用ツール」「協力者」を具体的に決める。
・「手段」:「何をどのように行うのか?」
・「頻度」:「どの期間どのくらいやるのか?」(週○○回など)
・「活用ツール」:「使う道具やアプリ、ガジェットは何か?」
・「協力者」:「手伝ってもらえそうな人はいるか?」
②『三点セット法』
「テーマ」「達成レベル」「達成時期」の3つの観点から、目標を立てる方法。
「仕事の精度」や「効率」「スキルアップ」に特化した目標設定方法。
■メリット:達成したい事柄が明確になる。「達成するためにはどうしたらいいか」をより意識できる。「達成レベル」と「手段」をわかりやすくするため、モチベーションを保ちやすくなる。
■使われる分野:資格取得、自己実現、総務や経理などの管理職、営業、経営など。
【手順】
1:《テーマを見つける》
- 『正・早・安・楽』:「より正しく、より早く、より安く、より楽に」するためにはどうしたらいいか? を考える。
- 『否定仮定』:「自分ができなかったら、どんな問題が起こるか?」から課題を見つける。
- 『プロセスチェック』:課題を達成するまでの日々の過程(プロセス)の中で、障害になっている行動や原因を見つける。
2:《「達成レベル」を正しく設定するための視点を持つ》
「今どれくらいの達成率なのか?」が明確になる数値で表せる基準を設定する。
「0か100か」で設定しないことが大切。
「0にする」「~をなくす」「100%達成する」「完璧にする」のような目標はすべて、たった1回ミスだけで失敗だと思ってしまうため実現率が低くなる。また、ハードルが高く挫折しやすい。
しかし、簡単すぎてもモチベーションにつながらない。
「実現可能」で、かつ「努力が必要」な目標設定にすることが大切。
3:《「達成手段」のブラッシュアップ》
- 目標がなかなか進展しない場合には「今までのやり方を少しだけ変える」方法が効果的。
- 「この時期、今だからこそできることは何か?」を考えることで、新しい角度からのアプローチを見つけることができる。
③『ベンチマーク法』
ベンチマーク=「指標・基準」という意味。
平たく言うと、他者をお手本にして自分のやり方と比較し、現状改善を目指す目標設定方法。
・メリット:最先端のやり方や流行り(時代に適したやり方)を見つけられる。他社と比較することで、客観的な自己分析ができる。新しい発想に触れられる。
・使われる分野:経営管理、マーケティング、IT関連、投資など。
【手順】
1:《計画立案》
- 比較対象の候補をすべて挙げる。
- 最適な比較対象(指標)を決める。
- 比較基準を定める。「何のデータを比較するのか?」
2:《情報収集・分析》
- 現状で自分と他者との違いをすべて書き出す。
- 違いの原因を分析して明確にする。
3:《目標設定》
- 分析結果を基に、自分の現状を考察をする。「何が足りていないのか?」など。
- 比較対象との差を埋め、対象を超えるための目標を設定する。
4:《実施・検証》
- 目標を満たすための具体的な対策を展開する。
- 行った対策のフィードバックを記録する。あまり伸びなければその都度、対策案の改善・修正を行う。
④『SMARTの法則』
マネジメントの世界でかの有名な「ピーター・F・ドラッガー」が発案した目標管理法から生まれた法則。
ベーシック法の「目標項目の設定」の精度をより高くした目標設定方法とも言える。
「S・M・A・R・T」はそれぞれの項目の頭文字が使われている。
・メリット:チームで同じ水準を持ち共有しやすい、「実現すること」に特化しており挫折しにくい、インセンティブ(報酬)や「何のために?」を明確にすることで目的がぶれにくく、モチベーションを保ちやすい。
・使われる分野:投資、経営、営業、自己実現など。
■S:Specific(明確な、具体的な)
「誰が見てもわかりやすい目標」を立てることが大切。「何を行うか」をはっきり決める。
■M:Measurable(測定可能な)
「誰が見ても現状を把握できる」達成率を「~%」で計測できる基準を作る。
■A:Achevable(達成可能な)
努力すれば現実的に達成できる目標にする。「不確定な要素」や「希望的観測」を徹底的に排除する。
■R:Relevant(関連性がある)
インセンティブ(報酬)を明確にし、達成することで自分や社会やチームにどんな影響があるかを考える。SMARTの法則の中で、「一番重要」とされている項目。
■T:Time-bound(期限のある)
「いつまでに達成するのか?」期限は細かく明確に決めることが大切。
【まとめ】
- 目標を立てるメリットをしっかり把握することで達成率とモチベーションが高まる!
- 目的とインセンティブ(報酬)を明確に設定することでぶれにくくなる!
- 現状が把握できる基準値を定める! 「積み重ね」がわかることでモチベーションUPになる。
- だらだら防止のため、細かな期限設定は必要不可欠!
- 自分の現状と能力をしっかり把握する。そのうえで「期限以内に実現可能な」目標設定をしよう!
次回は、「達成率を下げる目標設定」「やる気を高める目標設定」について、さらに目標達成率を高める具体的なポイントを紹介していこうと思います。
それでは!