【心理学】色彩心理学No.1

さて、今回から色彩心理学について学んでいこうと思います!

まずは色料の三原色「赤、青、黄」から。

 

色彩心理学とは】

  色が人間の心理に与える影響を、さまざまな実験や研究によって検証されている心理学のこと。

色の見え方には個人差があり、また、色の変化は数千万種類以上あるため不確定要素が多く、学問としては確立されていない。

現在では、商業、精神医療、ファッション、インテリア、公共施設、道路標識など、さまざまな分野で活用されている。

『色彩に関する歴史』

  • 紀元前4世紀:アリストテレス「色彩論」
  • 17〜18世紀:ニュートン「光学」「光のスペクトル」
  • 18〜19世紀:ヤング「三原色の提唱」ゲーテ「色彩論」
  • 19世紀:シュヴルール「色の同時対比の法則」
  • 20世紀:マンセル、オスワル「カラーシステム」
  • 20世紀:アボット、ビレン*、チェスキ「色彩における機能主義」「安全色彩(ビレン)」

*ちなみに、ビレンは「世界初のカラーコンサルタント」として有名。

 

【赤】

『赤が好きな人の性格』

  • 積極的、情熱的、活発、大胆、リーダー気質
  • 前向き、感情豊か、闘争心が強い、好奇心旺盛
  • 競争好き、目立ちたがり屋、理屈よりも感情優先、刺激を求める
  • 熱しやすく冷めやすい、感情の起伏が激しい、衝動的、思ったことをすぐ口に出す

『心理作用と活用』

  • エネルギーの補充、活力UP。
  • 食欲、性欲の増進。
  • やる気、積極性を高める。
  • 交感神経を刺激し、血の巡りをよくする。
  • 時間感覚を早める(時間が長く感じる)→飲食店など。
  • 体感温度を上げる。暑さを感じさせる。
  • 進出色:空間を狭く感じさせる。
  • 交通信号や警報ランプなど、危険を知らせる役割りのあるもの(赤は波長が長い色であり、遠くからでもよく目立ちはっきり認識しやすいため)。
  • 活発な意見交換を目的にした会議など。

『赤が嫌いor苦手な人の特徴』

  • 赤=エネルギーの消費を連想させるため、疲労が溜まりやすい人、もしくは精神の摩耗が激しい人は赤色を避ける傾向がある。

 

【青】

『青が好きな人の性格』

  • 冷静沈着、着実、理性的、誠実、公正公平
  • 思慮深い、独立心が強い、気遣い上手、我慢強い
  • 頑固、保守的
  • 知的活動を好む、感情に流されることをとことん嫌う

『心理作用と活用』

  • 副交感神経を刺激→脈拍や体温を下げ、精神を落ち着かせる。呼吸もゆっくり深くなる→鎮静作用。
  • 集中力を高める→単純作業や頭脳労働に効果的。
  • 時間感覚を鈍く(遅く)感じさせる(時間が短く感じる)→待合室など。
  • 体感温度を下げ、寒さを感じさせる。
  • 後退色:遠く奥行きを感じさせる=実際より空間が広く感じやすくなる。
  • 「プルエンキ現象」(明るい所では青より赤や黄の方が認識しやすいが、薄暗い所では青の方が見やすくなる現象のこと)→道路標識でよく使われている。
  • 「青=水=クリアな透明感」を連想させる→「透明感=信頼性、誠実さ」を感じさせやすいため、企業のWEBデザインなどでよく使われている。

『青が嫌いor苦手な人の特徴』

  • 「計算高さ=打算」を嫌い、表面的な付き合いを好まない人。
  • 「青=堅実なイメージ=堅苦しさや抑止力」を感じさせるため、社会的な縛りから解き放たれたい人からは嫌われやすい。

 

【黄色】

『黄色が好きな人の性格』

  • 天真爛漫、楽天的、社交的、努力家、自信家、ほがらか、ムードメーカー
  • 前向き、意志が強い、クリエイティブ、甘え上手、コミュニケーション上手
  • 子供っぽい、注目を浴びたがる、わがまま
  • 冒険好き、自由奔放、ユーモア好き

 *黄色は、注目されるのが嫌い&恥ずかしがり屋が多い日本人が、最も苦手意識を持ちやすい色でもある。

『心理作用と活用』

  • 有彩色の中で一番明るい→「明るさ=希望」を感じさせ、楽しい気分に。
  • 交感神経と副交感神経を同時に刺激→集中力&記憶力UP、頭の回転が速くなる。
  • 「黄=金=お金💰」を連想させるため、お金への意識が高まる(金運UPの正体)。
  • 部屋を明るくする。ただし、安眠を妨げるので寝室には向かない。
  • やる気と集中力UP→勉強部屋に最適。
  • 気軽さと注目を促す→黄色はSNSやWEB広告に使われやすい。赤や白と組み合わせるとさらに目立ちやすく、広告効果が上がる。
  • 交感神経と副交感神経を同時に刺激する=注意喚起されやすい→危険を警告する看板などによく使われている。黒と組み合わせることで、より明るい黄色を目立たせることができる。

『黄色を嫌がる人の特徴』

  • 子供っぽい感じが嫌い。
  • 神経質。
  • シャイ、目立つのが苦手。
  • 保守的(軽さを嫌う)。
  • 奇抜や変化が嫌い。

 

【まとめ】

  • 赤→やる気、情熱、エネルギーUP!、体感温度を上げる、時間が長く感じる、注目されやすい、警戒心を高める、近くに感じる、リーダーに好まれやすい色。
  • 青→赤と真逆の作用、知的、冷静沈着、誠実、クリアなイメージ、体感温度を下げる、暗所で目立つ、鎮静作用、遠くに感じる、時間が短く感じる。
  • 黄色→明るく楽しい気分、やる気&集中力&記憶力UP→勉強部屋には黄色小物!  注意を促す、子供っぽい。

 

次回は中間色「紫、緑、橙色(オレンジ)」について!

…続く。